具合が悪いので保健室に行ってもいいですか

この生活にはなかなか慣れない。生きるには働かなければならないという常識にとらわれていた。「辞めても生きていていいんだ」という考えにはいまだに切り替わらず、毎日を無駄に消費しているだけの自分に情けなくなる一方である。社会の歯車であることが誇りだったし、仕事は辛かったが、働いている自分が好きだった。遅れてきた思春期みたいに自分のことが大嫌いで、唯一働いているということが自分の自信だった。貯金を切り崩して生きているが、当然、お金もどんどんなくなっていく。それでも私は生きていていいらしい。どういう理屈なんだろうか。気を緩めると涙が止まらなくなる。仕事をしているときも、気が付くとふと涙が流れていることがあったが、それとはまた違った苦しさで、ただ私は甘えているだけなんだろうけど、とにかく、どうやって自分を認めればいいのかがわからなくて、ひたすら自分を責める。また泣く。黙って泣く。きょうは唇が切れて血が出た。おいしかった。遅れてきた思春期の影響で、4月18日、私は世界で一番惨めだった。