みんなで手をつないで遊んでみたい

普通でいたかっただけだ、普通にやりすごしたい一心だった
この世にはどう考えても普通ではない人たちが多すぎる
ずっとそう思って生きてきたのに、気付いたら私は普通ではない側にいた

選択肢はぜんぶハズレだという感覚
正解もある中からハズレを引き当ててしまうというのではなく、選択肢そのものがぜんぶハズレだという感覚

気に入ってたファンデーションが廃盤になり、立て続けに、気に入ってた香水が廃盤になり、世間から見放された気分になった
今まで身に纏っていたものは何だったんだ
むなしい

まあ、でも、なんとなくわかっていたけど
泣こうが騒ごうが嘆こうが
私は普通の人間である
グダグダ言ってるが、わかっている
朝起きて、会社に行き、帰ってきて、夜眠る
休みの日には買い物と、インターネットをする
化粧もするし、美容室にも行く
誰も、私の中身まで気にする人はいない
私が何を考えていようと、どれだけ自分を異常だと思おうと、関係なく
いたって普通の、ただの人間である

いかに自分が異常か考えていたらいつの間にか、いかに自分が普通であるかに気づいた

私は普通だった

簡単に人を殺す人間が、この世にはたくさんいる

自分がした悪いことを棚に上げ、被害者面をし、敵意を向ける
何も知らない者と、見て見ぬふりする者だけを仲間にして、ようやるわ

悪気がなければ許されるのか、楽しければ許されるのか、仲間同士のふざけ合いなら許されるのか
全員、一生、人を殺して笑ってろ

どうしたら敵を作らずに生きられますか
なぜ毎日戦争が起こるのですか

何が言いたかったか忘れました
すぐに言いたかったこと忘れる
あとで覚えてれば話すし忘れてれば大したことないことって思って生きてきたな
よほどのことじゃない限り何が起きたか忘れちゃって“悲しい”“悔しい”みたいな強い感情だけが残って、何に対しての感情なのかわからなくなる

とにかく人間が人間を殺す世界が馬鹿馬鹿しい
なぜ人類の幸せは平等ではないのか