マメ

誰に言われなくても好きに生きてるひと。
好きに生きたいくせに他人からの評価にとらわれて生きにくいと嘆く馬鹿。本当に馬鹿。
ひとを思いやることができない奴を見て最低だなと思うけど、そういう奴に限って愛されるのはどういう理屈か。自分を犠牲にし相手を煽てて煽てて煽てて煽てて煽てていたら完全に舐められ、馬鹿にされ、どうでもいい人間だと認識される。
肋骨が浮き出てきた、仰向けの自分の身体を汗ばんでる手で触った。
痩せ方が下手、不健康で情けない。愛されない。自己アピールが苦手なので笑えない思い出話とかを笑いながら自慢する。不幸自慢うるせえ。
話しているひとの顔を見なさいとだいたい小学生で習う。笑ってほしくて不幸自慢する私を見るそれは軽蔑の目。ですよね。笑えます。
基本的に自分の愚行を笑うのは自分だけだということも最近気付いた。誰も見てない。評価を気にしていたはずの、審査員的な人間、そんなものは自分の妄想だった。
生きにくいと悲観視してたこの世界、妄想が勝手につくりあげてしまった、たぶん、つまり、ファンタジー。
ファンタジーを生きていたので。
好きに生きてるひとのほうがよっぽど現実見えてる。現実を見て慎ましく生活を送ってきたと思ったら、架空の世界に生きてた。
やることないから田舎のスーパーに歩いて行った。100円で売ってたさやえんどうの種を買ってきた。帰り。コンビニでアイスを買って食べた、その帰り。誰ひとり遊んでいない錆びた遊具が置き去りの公園に寄って雑草が生い茂る砂場らしき場所にさやえんどうの種を全部ばらまいて大きく育てよと願ってアイスの当たり棒を突き刺して、ほんとに家に帰った。