真っ直ぐ蛇行

やっぱり気づくと黒い服ばっかり増えていく。
たまにピンクのワンピースを着てそれが似合っていたりしてなんかとにかく嬉しい。
なんでもいいから誰かを信じていたいけど、裏切られるのも生きてる証って思う。
「バカみたい」は照れ隠しだったんだけど、でも本当にバカみたいだよ。
誰からも理解されていることがすぐれているということなら、私はいつまでも不良でいたい。
置いて行かれたくなくて数字を必死で覚えたんだ。
レシートとか吸い殻とか全部ほしいです。
心の傷も写真にうつればいいのになあ。
トイレから帰ってきてもいなくならないでね。
また連れてってよ、もう泣かないからさ。
私、あそこに行きたいんだ。
ほら、犬が店番やってるタバコ屋…。
とにかく遠くに行きたいよ。
信じてもらえなくてもよかった。
これ以上失うものはないから。
どうか勘違いしたままでいて。
私だけが答えを知っているその誤解を、我が子のように見守り続けたい。
大きくなってどうしようもなくなったとき、見殺しにしたい。
騙し絵の中の住人は、自分が騙されていることに気が付けない。
自分のついた嘘すら忘れてしまうかわいそうなひと。
ひとりじゃ別人になれないよ。
いっしょに死のうよって何度もお願いしたのにね。
でも無視してくれてありがとう。
許せないけど、許してね。
許していたら断る権利がないからね。
たぶん私はもう憎むことをやめられない。
星は守り神なんかじゃないのよ。
人生つまらんから遺書を書いた。
伝わる?